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林 大道
『一華五葉を開き,結果自然に成る』から、五葉会が始まり、今、半世紀の時代を経て五つの葉は二百もの葉に繁茂した。
幹も五つの葉から二百もの葉を擁する程に逞しく成長している。
地中には、嵐や台風をも、ものともせず支えてきた大きく深い根が、はっている。
そして、てっぺんで、風にふきとばされそうな、しかし根.幹.枝によって支えられながら、太陽をいっぱいに受けんとしている芽をふき出したばかりの若葉がある。
五十もの年輪をもつ、五葉会という名の樹が成長する樹齢は、冥霊、大椿という樹にもまさると聞く、いやそれをもこえる樹とならねばならぬ。
二百の葉の一葉一葉が、その場所を活かし太陽を受け、この樹は成長する。特に若葉の伸び方一つが、この樹の成長を大きく左右する。
若葉の一葉一葉は、小さく弱々しい。しかしいずれ青々と活き活きした葉になれるはずである。
それまでこの樹は我々をささえ、みまもってくれる。
現会員諸君、がんばろうではないか。
(幹事長文学部3年)